かたすみでひっそりと・・・part2

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zoom RSS 「壬生義士伝」(映画)

<<   作成日時 : 2009/01/08 21:20   >>

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浅田次郎の同名時代小説が原作だそうで、ドラマ化もされています。しかし、どちらも見ていません。
オススメいただいて、今回この映画でだけ観た「壬生義士伝」です。
この作品の主人公・吉村貫一郎は盛岡・南部藩出身で脱藩し、新選組の隊士となった実在の人物ですが、どうもこのお話、子母澤の創作を下敷きにして書かれたものらしく、実際とは違うようです。
三宅裕司が演じていた大野次郎右衛門は架空の人物で実在しないみたいです。フィクションとして観るのがいいようです。そう思って観ると家族のために脱藩し、守銭奴のようにお金を欲しがり、武士としてのプライドを捨て、ラスト死んでいくのが理解出来ます。美しい話になります。

現実的に脱藩しなければ貧しくて食べることさえ出来なかったとは思えなかったですし、あれだけの知識と信念を持った人がとる行動とも思えなかったですし、脱藩する日、子供を抱いて武士が泣く姿も観たくなかったですし、鉄砲で撃ってくるなか、一人刀を振りかざして突っ込んでいくのも理解出来ないですし、新選組を脱退していった人は多いですが、帰藩しようとしたなんて考えられないですし。。。。。。そのほかにも理解出来ないことが多かったです。

そして、「壬生狼」といわれた新選組ですが(でも、<壬生浪士組>の<狼>だと思うのですが。。。)、確かに近藤勇は余り考えがしっかりした人とは私も思っていませんが・・・ただ荒々しい人殺し集団だったわけはなく、武士の姿に拘りを持っていたように思うのですが(特に土方歳三は・・・)。。。。今ひとつ新選組の描き方に不満が残った私です(^^ゞ。

そんなことで余り感動して観れなかったのですが、吉村貫一郎を演じた中井貴一良かったですし、斉藤一を演じた佐藤浩市も良かったです。分かり合えない二人が心を通わせていく姿は特に。。。。。
そして斉藤一の愛した<ぬい>(中谷美紀)が良かったです。
ただ・・・この映画で描かれている斉藤一・・・・私の思っている人物像と違い、ちょっと苦しかったです。斉藤一は会津藩出身ともいわれますが、新選組にいながら出入りがあり(スパイ活動?)、新選組と離れてから会津に行き、会津藩と行動をともにし、その後は謹慎し、そして警視官となった人で、しっかりした生き方をした人のように思っています。

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 警視官時代の斉藤一・・・ごつい感じの人ですね。イメージ的には似ているのですが。。。。  

で、もう一人、沖田総司を演じた堺雅人も良かったです。思わず「家定だ〜」と思ってしまった私ですが(^^ゞ。

いろいろ言っちゃいましたが、一人の家族を愛する下級武士の壮絶な生き方を描いた作品として観ると、それとは別のものがあり、狂おしいまでの夫婦愛、親子の愛、友情・・・そして大切な信念、生き方が描かれていて、感じさせてくれるものがあります。
一般的には評価されている作品のようです。日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(中井貴一)、最優秀助演男優賞(佐藤浩市)を受賞しているそうですし、原作は2000年に第13回柴田錬三郎賞を受賞しているそうです。
なんといっても作品の観方も知らない、感受性の乏しい私なのでお許しいただきたいと思います。

で、最後に・・・・なにより大切な家族を守ろうとした吉村貫一朗さん、死に逸らないで生きる道を選び、生き抜いて欲しかったです。最後まで家族を優先してもらいたかったです。ここで描かれている吉村貫一朗はやはり<武士>だったのですね。

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監督 滝田洋二郎
[編集] キャスト
吉村貫一郎:中井貴一
斎藤一:佐藤浩市
しづ・大野みつ:夏川結衣
ぬい:中谷美紀
佐助:山田辰夫
大野次郎右衛門:三宅裕司
近藤勇:塩見三省
土方歳三:野村祐人
沖田総司:堺雅人
伊東甲子太郎:斎藤歩
永倉新八:比留間由哲
谷三十郎:神田山陽
篠原泰之進:堀部圭亮
大久保利通:津田寛治
写真屋:木下ほうか
大野千秋:村田雄浩
大野千秋(青年期):伊藤淳史
吉村嘉一郎:藤間宇宙
みつ(少女期):大平奈津美
徳川慶喜:伊藤英明

あらすじ
江戸時代が終わり、明治の御代となってのちの話である。感冒に罹患したと思われる孫を連れて、老人が町医者に駆け込んでくる。町医者は新天地である満州に医院を移すため、引っ越しの最中であった。医者の夫人が孫を診察し、老人は待合室で一息つく。ふと老人の目に、古びた一枚の写真が映った。その写真に写った武士は、老人のよく知る人物であった。老人は町医者に問わず語り、昔を思い出して行く。老人が昔「斎藤一」と呼ばれていた頃に出会った壬生狼、「吉村貫一郎」という男の生き様だった…

京都で血気盛んだった新選組の、入隊してきたばかりの吉村貫一郎と出会った頃から語り始める。


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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
さすが歴史にお強いtosileoさん、脱帽!。何も言えません!。
オンリー・ザ・ロンリー
2009/01/08 23:08
オンリー・ザ・ロンリーさん、こんばんは(^o^)/。
え???何か言ってくださるかと。。。。怒られるかな〜なんてもちょっと思ってしまっていたのですが・・・(~_~;)。オンリー・ザ・ロンリーさんの意図とするところが観れなかったようで申し訳なく思っています。。。^_^;
でも、それなりに楽しんで観させていただきました!(^^)!。有難うございました。
tosileo
2009/01/08 23:26
映画をフイクションとみるかノンフィクションとみるか、だから後者で期待した場合は真っ赤な嘘になる。娯楽としてみれば前者。
捉え方は人様々の価値観にあるので異なっていてもおかしくないですよ。今公開中の「ウォーリー」はかなりネットでは絶賛されていますが、私にはノー・サンキュー。そんなもんですよ。
オンリー・ザ・ロンリー
2009/01/08 23:43
オンリー・ザ・ロンリーさん>
基本的に映画もドラマもフィクションとして観ますが、歴史モノはいろいろあるので重ねて観る部分がどうしても出てきてしまいます^_^;。でもウソでもいいです。事実はわからないですし、映画も小説もフィクションだから面白いと思っています。そして何であろうと中に入り込んで観てしまうのは変わらないです(^^ゞ。
で、知識もなければ、感受性が欠如しているのも確かな私です^_^;。が、楽しめばそれでいいかな〜とも思っています(^^ゞ。
tosileo
2009/01/09 00:00
Planesig you should think of something like that
Raj
2012/03/21 19:36
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